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町田戦における井上選手に対するブーイングについて

わたしたちには、あのブーイングが必要でした。

 

前日の報道で、井上選手ご本人とゼルビアの代表の方々から、元紀に謝罪があったと判明したこと。

元紀の怪我は、あの日の主審(ベンジャミンさん)にも原因があったこと。

元紀が町田出身で地元に帰ったときに気まずい思いをするかもしれないということ。

キャラが悲しい思いをするかもしれないということ。

元紀が運よく、本当に運良く、今、ピッチに立っていること。

 

他にもきっとさまざまな理由で、かなりトーンダウンしたブーイングになってしまいました。でも、必要なブーイングでした。区切りをつけるために。

 

「自分が得点で引っ張っていく」「かならず優勝して昇格する」。この言葉、わたしたちは何度も聞きましたよね。そして、言葉どおり、たくさんゴールを決めていましたよね。元紀がどれだけの思いをかかえ、どれほどの決意をいだきながら、今季戦っていたか。エスパルスサポーターなら誰でも知っています。

 

だから、あの怪我が悔しい。悲しい。理不尽だと感じるのです。

 

この気持ちをどこで昇華するか。

 

本当は、自分たちの中でおさめていかなければいけないのかもしれない。山形戦のゴールで消えていけば良かったかもしれない。でも、やっぱり残るんですよ、誰よりも勝利にゴールに昇格に強い気持ちで挑んでいた元紀が、なぜ長期間ピッチに立てなかったのだ、という思いが。

 

ぶつける場所は、町田戦の選手紹介の時しかありませんでした。町田サポーターさんからしたら、くだらない情けない八つ当たりだったかもしれません。

 

ただ、わたしたちも何かしてほしいわけじゃないのです。受け止めてほしかっただけです。あのときの、つらかった、かなしかった、理不尽な気持ちを。私の知っているJリーグは、こんなとき、どのチームも受け止めてくれました。そして、町田のほとんどのサポーターさんたちは受け止めてくださったと思います。本当にありがとうございました。これで区切りがつきました。

 

そして元紀。

 

「もうブーイングしなくていいよ。する必要ないから」

 

と言ってくれて、ありがとう。

かつまさんも、この言葉を伝えてくれて、ありがとう。

 

これは、たぶん、そんなくだらないことしなくていい、という意味ではないと思います。もうこの件で、悲しまなくていい、悔しがらなくていい、大丈夫だから、そういう意味です。

 

情けなくて、すぐにくじけちゃう私たちを、いつもしっかり受け止めてくれて、そして引っ張り上げてくれて、本当にありがとう、元紀。もう、この件で悲しまないし悔しがらないし、もちろんブーイングもしません。

 

次も、その次も、ずっとずっとがんばろう!!

 

おやすみなさい☆